デジタルサイネージワールド

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建設現場仮囲いの近隣住民用デジタルサイネージって…

建設現場の塀に設置してあるデジタルサイネージとは?

ビルや大型施設を建設中の現場。近隣住民の安全を確保するために「仮囲い」というフェンスをぐるりと回らせています。現場には「建設業の許可票」掲示義務があって、公衆の見えやすい場所に許可票の掲示を行わないといけません。

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工事現場の掲示物について

私達は日頃注目して見るようなものでもないのであまり印象にないのですが、そういえば近所の家が建て替えの時にこんなの見たかな、って感じです。それとは別に最近、フェンスに映像が映るディスプレイが設置されているのをよく目にしませんか?

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これは設置の義務化はされていないんですが、近年は建設現場のICT化が推奨されており、その一環で近隣住民への案内掲示板として利用されています。今回は建設現場の仮囲いサイネージについて考察したいと思います。

建設現場のデジタルサイネージって、見る?見ない?

デジタルサイネージのイメージとしてまず浮かぶのが「広告映像」です。広告を目的としたサイネージは、見てもらえないと意味がないので、商業施設や駅などの人が密集する場所への設置が定石です。しかし建設現場はどうでしょうか?どちらかというと騒音などが気になって、近寄りがたい場所ではあります。

そういう意味では「見せる」ということが目的のデジタルサイネージにとって、お世辞にも良い環境とは言えません。駅のデジタルサイネージさえまともに凝視することは稀なのに、現場ともなるとなおさらです。よって、ほとんどの人が見ないという答えになるでしょう。

・仮囲いサイネージを見てほしいターゲット

現場のサイネージがターゲットにしているのは、迷惑をおかけする近隣住民のためです。通勤通学中の社会人や学生さん、お散歩途中の方などです。しかし私が観察した数現場では、目も向けない通行者がほとんどでした。

・なぜ、近隣住民は目も向けてくれないのか?

目を向けてくれない大きな要因のひとつは「全く魅力のないコンテンツ」です。よく目にするのは工事スケジュールや騒音のデシベル表示など、果たして本当に住民に利益となるコンテンツでしょうか?

また、一貫して画面サイズが小さいことも挙げられます。本当に住民のことを考えるなら、大きなディスプレイで遠くからでも見えやすくするべきではないかと思うのです。

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※工事内容を知ったからといって、住民に利益となることはあるのだろうか…

国のICT化推奨の方針に「めんどくせーな」とただ設置しているとしか思えない

近隣住民への情報開示というのはあくまで体裁であって、ただ方針に従い設置しているという雰囲気しか感じられないのが残念な点です。ちなみに建設現場内には朝礼看板というものがあって、現場で働く作業員向け用の大型ディスプレイを設置している現場も増えてきています。

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※働くスタッフの安全確保のため超大型ビジョンを使用して情報の共有を図る

この状況を知ると、その大きさの差は何?住民は軽視されているの?と私なら思ってしまいます。まぁこの大きなビジョンは塀で囲われた中にあるものなので、近隣住民の方は存在自体を知らないかもしれませんが…。中のビジョンには力を入れ、仮囲いには注力していないという傾向が目立ちます。はっきり言って、見られないサイネージであれば設置する必要はありません。

どうせなら意味のあるデジタルサイネージにしましょうよ

あくまで個人的意見ですが、仮囲い用サイネージを本当に意味があるものにするポイントを紹介しようと思います。

・担当者の意識改革

建設現場の目的は安心して利用できる建物を安全に完成させること。しかし同時に、ご迷惑を掛ける近隣住民の配慮も同じくらいの重要度があります。自分が近くの住民だとしたら、いまサイネージに流している情報を見てなにか嬉しかったり、ためになったりするようなことがあるでしょうか?

見られない原因は見る立場になって物事を考えていないからです。適当な場所に設置し適当なコンテンツを流して「はい、現場のICT化を行っています」ではちゃんちゃらおかしいと言わざるを得ません。根底は指示されたからしょうがなしに設置した、コンテンツもこんな事流しとけと言われたから片手間で毎週作っている。そういう「やらされてる感」にあると思います。

近隣住民の方に寄り添うにはまず、現場の意識改革をおすすめします。担当者が思いついた意見を上役にぶつけて論議してみてはいかがでしょうか?

・適当な設置場所を選ぶな

見られないと意味がないサイネージ。当然少しでも人も目に留まるよう、最も適切な位置に設置する必要があります。例えば信号や横断歩道の近く、バス停があればその周辺など人目につきやすい場所が良いでしょう。わざわざ立ち止まって見てくれる人なんかいません。立ち止まっている人に見せるのです。

・なぜ近隣住民のためにも大きなビジョンを用意しないの?

情報を周知させたいなら「仮囲い内に収める」という概念にとらわれないことです。小さな画面で誰がわざわざ近寄ってみてくれるでしょうか?勝手な固定概念でフェンスのサイズに合わせた画面を入れる、という判断は間違っているかもしれません。道路沿いにある目立つビジョンはどうですか?建物の壁面を利用したり、野立て風にこしらえたりしています。

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※一般施設のサイネージを参考に!枠にとらわれるからダメなんじゃないでしょうか???

仮囲いという概念を捨て、見えやすいビジョンという考え方も大いにありだと考えます。

・喜ばれるコンテンツを目指そう

デジタルサイネージはこちらから伝えたいことだけでなく、見てもらう人に利益がある内容でないと注目してもらえません。単にスケジュールだけではなく、合わせて天気予報を表示するとか、通勤通学時間帯には交通安全を促すなど、地域に寄り添ったコンテンツ表示も必要と考えます。

そうすることでサイネージは見られるようになり、現場のイメージアップにもつながってくるのだと思います。

建設現場での近隣住民用サイネージ設置のポイント

■自分が見る側の立場になって考えてください
■設置場所に最も適した場所を十分に検討してください
■住民の利益となるコンテンツを織り交ぜてください
■フェンスのサイズにとらわれずできるだけ大きな画面にしてください


と、いうことでもっともらしいことを上から目線で書いてしまいましたが、私は素人ですのでwww(知らんけど)


そう言えばウチのグループ企業で「ヤマト広告株式会社」ってのがあって、建設現場専門でデジタルサイネージを取り扱っているらしいです。本当に近隣住民のためになるサイネージ設置をご希望なら、ぜひ問い合わせしてみてください!

yamato-agency.com

現場の気持ち、そしてその先にある住民の気持ちに心から寄り添う、親身な対応をしてくれるはずです。…ってことで、今日はグループ企業の宣伝がしたかっただけw
※このブログ読んで問い合わせした!って言ってもらえると超嬉しいですw

では、また。